東京国際映画祭(TIFF)と共同でセミナー形式のマスターズセッションを開催。マスターズセッションは、東京国際映画祭にあわせて来日する著名な映画人や、映像ビジネスのキーパーソンを集めて、これからの映画を語り合い、気づきを共有するレクチャープログラムです。世界から京都に集まった若手クリエイターにとっても、次の創作につながる起点になるでしょう。

会場:東映京都撮影所、松竹撮影所、旧武徳殿、京都文化博物館

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10月30日(火)

【session1】Hands-on時代劇撮影見学会

時間:14:00〜 会場:東映京都撮影所、松竹撮影所
ハンズオン時代劇の撮影現場を、マスターズセッションからの参加者とマスコミ関係者等が見学。

10月31日(水)

【session2】ハンズオン時代劇ラッシュ上映

時間:10:30〜11:00 会場:京都文化博物館別館ホール
ハンズオン時代劇で撮影した各チームの素材をラッシュ上映。

【session3】ライトニング・トーク 1

時間:11:00〜12:30 会場:京都文化博物館別館ホール
KFL参加者による自己紹介。自身の実績、次回のプロジェクト、夢などを3分の制限時間内で話す。

【session4】ライトニング・トーク 2

時間:13:30〜15:00 会場:京都文化博物館別館ホール
KFL参加者による自己紹介。自身の実績、次回のプロジェクト、夢などを3分の制限時間内で話す。

【session5】カムバック・サーモン

時間:15:15〜16:30 会場:京都文化博物館別館ホール
過去のKFL参加者による、自身のキャリアと今後についてのトーク。

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木下雄介(映画監督)
1981年7月31日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中に監督・脚本・撮影・編集した『鳥籠』が2003年ぴあフィルムフェスティバルにて準グランプリと観客賞を受賞。PFFスカラシップによる初の長編監督作『水の花』が2006年ベルリン国際映画祭に選出。2013年短編映画『NOTHING UNUSUAL』を発表。現在進行中の長編映画企画『Synchronicity』(仮題)がTALENTS TOKYO(東京フィルメックス)にてスペシャルメンション授与。2016年KFL参加者。
【session6】ビエンナーレ・カレッジ・シネマ・トーク

時間:17:00〜18:30 会場:京都文化博物館別館ホール
ビエンナーレ・カレッジ・シネマのキュレーターを務めるヴァレンティーナ・ベッローモ氏による、ヴェネツィア国際映画際が行う若手映画作家育成事業についてのトーク。

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ヴァレンティーナ・ベッローモ
(ビエンナーレ・カレッジ・シネマ、キュレーター)

音楽祭、映画、テレビシリーズやコマーシャルなど様々な分野に10年ほど携わる。2013からは、ヴェネツィア・ビエンナーレ主催の養成プログラムであるビエンナーレ・カレッジ・シネマやシネマ・VRのコーディネート活動に尽力。ヴェネツィア国際映画祭でのVR上映など様々な活動に従事。
【session7】イタリア・ナイト

時間:19:00〜20:30 会場:京都文化博物館別館ホール
イタリア文化会館-大阪の協力で催された交流親睦会。

11月1日(木)

【session8】TIFFセミナー

時間:10:30〜12:00 会場:京都文化博物館別館ホール
東京国際映画祭日本映画スプラッシュ審査員を招き、映画祭キュレーターとして若手作家へのアドバイスを聞く。

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パオロ・ベルトリン(カンヌ国際映画祭監督週間、キュレーター)
映画祭プログラマー、映画ライター、プロデューサー。現在、カンヌ映画祭監督週間の選定委員会メンバー。ヴェネチア映画祭のプログラマーおよびアジア作品担当を10年間務めた。プロデューサーとして、ベルリン映画祭コンペティション作品『大親父と、小親父と、その他の話』『痛ましき謎への子守唄』を手がけた。
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ノア・コーワン
(サンフランシスコ国際映画祭、エグゼクティブ・ディレクター)

2014年からSFFILMエグゼクティブ・ディレクター。彼の指揮の下、同団体は年1回のサンフランシスコ国際映画祭、通年の映画上映プログラム、作家育成プロジェクトなど、活動の分野を大きく拡大した。現職以前は、TIFF Bellライトボックスのアーティスティック・ディレクター、トロント国際映画祭の共同ディレクターを歴任。
【session9】マスターズ・トーク

時間:13:00〜14:30 会場:京都文化博物館別館ホール
インディペンデント映画人のためのネットワーク「独立映画鍋」の活動に携わる舩橋淳氏による、日本の独立映画製作事情についてのトークや若手作家へのアドバイス。

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舩橋淳(映画監督)
東京大学教養学部卒業後、ニューヨークで映画制作を学ぶ。『echoes』(2001年)から『BIG RIVER』(2006年)『桜並木の満開の下に』(2013年)などの劇映画、『フタバから遠く離れて』(2012年)『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』(2016年)などのドキュメンタリーまで幅広く発表。日本人監督としてポルトガル・アメリカとの初の国際共同制作『ポルトの恋人たち 時の記憶』(主演・柄本祐、アナ・モレイラ)が、11月10日より全国劇場公開。
【session10】殺陣講座

時間:15:00〜16:30 会場:京都市武道センター旧武徳殿
東映京都撮影所殺陣師による、京都の殺陣の精神とスタイルのレクチャーと実演。

清家一斗・東映剣会

11月2日(金)

【session11】マスターズ・トーク

時間:13:00〜14:30 会場:京都文化博物館別館ホール
映画プロデューサーのジョージナ・ポープ氏を招いた、自身の経歴や国際映画市場における日本の位置付けについてのトーク。

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ジョージナ・ポープ(映画プロデューサー)
1991年、海外の映画プロデューサーの日本展開を手助けするためのTWENTY FIRST CITY株式会社を東京で設立。並行して開発とプロデュース活動も行う。最近のプロデュース作品として、東京を舞台にした『アースクウェイク・バード』(ウォッシュ・ウェストモアランド監督、製作総指揮リドリー・スコット、2019年全世界公開予定)がある。
【session12】マスターズ・トーク

時間:15:00〜16:30 会場:京都文化博物館別館ホール
中国の映画産業の現況と、中国の映画市場における外国作品の配給の可能性についてのトーク。

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顧暁東(映画プロデューサー)
1967年、上海の芸能一家に生まれる。両親は共に役者、演出家。1988 年から日本に留学。今村昌平監督の日本映画書学校映像科卒。その後上海に戻り、日本と中国を股にかけて映像の仕事をスタート。2002年、上海芸言堂文化芸術公司を設立し、上海メディアグループとドラマ、アニメなどの共同制作を始める。企画制作、プロデュース、コーディネート、出演した作品は数知れず、上海では大規模なイベントも手掛ける。著書に「上海ミッドナイトパラダイス」(MASADA出版)。
【session13】マスターズ・トーク

時間:17:00〜18:30 会場:京都文化博物館別館ホール
日本映画の第一線で活躍する犬童一心監督による、自身の映画キャリアと【14】で鑑賞する沢島忠作品の魅力についてのトーク。

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犬童一心(映画監督)
高校時代より自主映画の監督・製作をスタートし、大学卒業後はCM演出家としてTV-CMの企画・演出を手掛け、数々の広告賞を受賞。その後、長編映画デビュー作となる『二人が喋ってる。』(97)が、映画監督協会新人賞を受賞。1998年に市川準監督の『大阪物語』の脚本執筆を手掛け、本格的に映画界へ進出。1999年に『金髪の草原』で監督デビュー。2003年には、『ジョゼと虎と魚たち』にて第54回芸術選奨文部科学大臣新人賞。「メゾン・ド・ヒミコ」で第56回文部科学大臣賞を受賞。以後、『タッチ』(05)、『黄色い涙』(07)、『眉山 びざん』(07)、『グーグーだって猫である』(08)等、話題作を発表し、『ゼロの焦点』(09)で第33回日本アカデミー賞優秀作品賞・監督賞・脚本賞を受賞、『のぼうの城』(12)で第36回日本アカデミー賞優秀作品賞・監督賞を受賞している。最新作は「猫は抱くもの」(18)、2019年に「引っ越し大名!」が公開予定。
【session14】沢島忠トークバトル

時間:18:30〜20:30 会場:京都文化博物館フィルムシアター
沢島忠監督作品『ひばり・チエミの弥次喜多道中』(1962年)を鑑賞した後、沢島演出について自由に議論する。

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犬童一心(映画監督)
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ミルクマン斎藤(映画評論家)
1963年生まれ、京都府出身。映画評論家。執筆活動の他、全国各地でトーク・ショーもこなす。50~60年代を中心に活躍した日本モダニズム監督(市川崑、中平康、増村保造、沢島忠、鈴木清順ら)の再評価を牽引。現在、月一回のペースで映画トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」(京都・三三屋において)を開催。
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