今回の京都フィルムメーカーズラボより、従来のハンズオン時代劇製作に加え、東京国際映画祭(TIFF)と共同でセミナー形式のマスターズセッションを開始します。
マスターズセッションは、東京国際映画祭にあわせて来日する著名な映画人や、映像ビジネスのキーパーソン、そして京都の映画人を集めて、これからの映画を語り合い、気づきを共有するサロンです。世界から京都に集まった若手クリエイターにとっても、次の創作につながる起点になるでしょう。殺陣講座に加え、日本映画を支えてきた映画職人から最新の8K技術動向まで、9つのセミナーを用意。
会場:大江能楽堂、旧武徳殿、NHK京都放送局、京都文化博物館
→オープンプログラムの申込はこちらから
10月28日(水)
【session1】Filmmaker Lightning Talk
時間:12:00〜14:30 会場:京都文化博物館 フィルムシアター
次世代のマスター=参加Filmmaker40名が自国の今の映画文化、実績、次作、夢を語る、各自3分のトーク。
【session2】Golden Harvest 日本の映画職人によるトーク(オープン・プログラム)
時間:14:45〜 会場:京都文化博物館 フィルムシアター
1949年、静岡県出身。79年『さらば映画の友よ インディアンサマー』で監督デビュー。『金融腐蝕列島〔呪縛〕』(99)『クライマーズ・ハイ』(08)など社会派エンタテインメント作品から、モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』(12)、モンテカルロTV映画祭最優秀監督賞受賞の「初秋」(12)などの小津/ベルイマン・タッチの家族ドラマまで、幅広い作品を手掛ける。
【session3】YouTube、ウェブはあなたの才能を待っている。(オープン・プログラム)
時間:16:30〜 会場:京都文化博物館 フィルムシアター
デービッド・マクドナルド(Google社 YouTube Spacesアジア太平洋統括部長)
アンソニー・ナイト(YouTuber、映画監督)
【交流会】
時間:18:00〜 会場:京都文化博物館 別館
KYOTO CMEX、京都ヒストリカ映画祭、京都映画企画市参加者、KyotoFilmmakersLab参加者による交流会。
10月29日(木)
【session4】Golden Harvest 「映画の音は誰に聴こえているか?/映画のサウンドデザイン」
時間:10:30〜 会場:京都文化博物館
東京藝術大学大学院にてサウンド・デザインの教鞭を執り、美学校の音楽コースではコーディネーターと講師を務める一方、スタジオボイスやミュージックマガジン等での音楽/映画評論の執筆や、NHK教育テレビの道徳番組「時々迷々」のテーマソングの作詞・作曲・歌唱と番組全体の音楽プロデュース、黒沢清の処女作「神田川淫乱戦争」や様々な映画に俳優や音楽プロデュースとしても関わるなど、各方面のメディアにもその活動を広げている。
【session5】Cross-media Talk クロスメディア時代の日本でサバイバルする若手作家によるトーク
時間:13:30〜 会場:大江能楽堂
第一部
マルチクリエイター。小池一夫劇画村塾12期生。日本アニメーション協会会員。1996年第30回ちばてつや賞で佳作を受け、ゲーム会社勤務後、TVアニメ「銀魂’」や「SDガンダム三国伝」などで演出家となる。東京都稲城市(いなぎし)のマスコットキャラクター「稲城(いなぎ)なしのすけ」を大河原邦男先生と共に制作。詳しくはウィキペディアを見てください。
第二部
1971年生まれ。アクションに拘った自主製作映画で数々の賞を受賞し、2003年に押井守・きうちかずひろ・大川俊道と組んだガン・アクションのオムニバス映画『KILLERS』で商業映画監督デビューを果たす。主な監督作は『THE NEXT GENERATION パトレイバー』ドラマシリーズ、『ウルトラマンX』『BUSHIDO MAN:ブシドーマン』、『レッド・ティアーズ』、『ハード・リベンジ、ミリー』など。最新作は『バイオハザード』フルCG長編映画で、2017年公開予定。
【session6】
時間:15:45〜 会場:旧武徳殿
京都が築いてきた殺陣の精神とスタイル。東映京都撮影所の殺陣師による殺陣講座。
10月30日(金)
【session7】「アジア映画の現在、未来−世界のなかのアジア映画」(オープン・プログラム)
時間:10:00〜 会場:大江能楽堂
大阪府生まれ。少女時代をアメリカで過ごし、大学卒業後はエンターテイメント分野での番組制作、撮影のコーディネート、ラジオのDJなどを手がける。2000年より神戸フィルムオフィス代表に就任、現在に至る。その他、ひょうごロケ支援Net会長、ジャパン・フィルムコミッション(JFC)の副理事長としても活躍中。2003年には、国土交通省の「観光カリスマ」に選定され、2010年には観光庁の「YOKOSO!JAPAN大使」(現「VISIT!JAPAN大使」)に選定される。2006年神戸市文化奨励賞受賞、2009年兵庫県文化功労者、2010年関西財界セミナー「輝ける女性賞」受賞。
香港国際映画祭キュレーター、香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラムディレクター。同フォーラムはブリランテ・メンドーサ、ポン・ジュノ、ツァイ・ミンリャン、黒沢清らの企画を支援してきた。また、ベルリン映画祭のアジア作品も担当している。
パリのシネマテーク・フランセの編成担当としてそのキャリアをスタート。映画批評家として活動するかたわら、カンヌ映画祭監督週間、その後はロカルノ国際映画祭のアーティスティック・ディレクターを務めた。2012年にアルテ・フランス・シネマのエグゼクティブ・ディレクターとして迎えられる。
『ゲルマニウムの夜』(05)で監督デビュー。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(10)で日本映画監督協会新人賞受賞。『さよなら渓谷』(13)はモスクワ国際映画祭コンペティション部門審査員特別賞を受賞。その他監督作に『ぼっちゃん』(13)『まほろ駅前狂騒曲』(14)等。最新作『セトウツミ』を製作中
2014年から台北映画祭に関わる。過去15年にわたり台湾の文化・クリエイティブ業界で活躍し、特に映画祭イベントの運営を専門としてきた。台北映画祭に関わる以前は台湾の国際ドキュメンタリー映画祭を企画してきた。
ロカルノ国際映画祭プログラマーであり、トロントを拠点とするシネマ・スコープ誌の編集者兼発行人。“Waiting for Sancho”(08)“La última película”(13/ラヤ・マルティンと共同監督)の監督も務めている。
【session8】「Tokyo Indie – インディーズの未来」(オープン・プログラム)
時間:13:30〜 会場:大江能楽堂
映画批評家、早稲田大学講師、新文芸坐シネマテーク、アンスティチュ・フランセ横浜シネクラブ、IndieTokyo主催。「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」でデビュー。「キネマ旬報」などの雑誌や産経新聞など、さまざまな媒体で執筆。「金曜たぶろっど!」「関根勤の映画の時間」などテレビ出演。主著は「現代映画講義」(青土社)「黒沢清の映画術」(新潮社)。2013年と2015年にジョアン・ペドロ・ロドリゲス・レトロスペクティヴ開催。IndieTokyoを母体に渋谷Last Waltzで毎月ホームパーティを開催。2015年、『ハンナだけど、生きていく!』と『若き詩人』公開予定。boidと共催でメナハム・ゴーラン映画祭開催予定。第19回水戸短編映像祭審査委員。最新活動はIndieTokyoホームページで。
IndieTokyo 新文芸座シネマテーク
アンスティチュ・フランセ横浜シネクラブ
【session9】MPTE Special – Cutting Edge Japan-(オープン・プログラム)
時間:15:00〜17:00 会場:NHK京都放送局
NHK京都放送局での8K映像セミナー最新技術の動向を紹介。日本映画テレビ技術者協会共催。